校長室から(開校記念日)
5月14日は開校記念日でした。1時間目の式典の中で「開校までの思いと期待」と題してお話ししました
今を遡る18年前、八尋太郎校長に加えて数名と私が集い、日本一の小学校を作ろうという会議を開いた、その日が5月14日だったのです。
それから幾多の紆余曲折を乗り越えて2年前に開校し、1~4年生の生徒たちと巡り会えて嬉しい限りです。
もっと以前のことですが、今から30年前に、それまで15年間の海外勤務を終えて帰国し、久しぶりに日本の小学生が登校する姿を見た時の衝撃は忘れられません。
彼らに笑顔はなく、つまらなさそうに学校へ向かう姿からは少年らしい弾むようなエネルギーが全く感じられませんでした。
アフリカの裸足の子も中南米の貧しい子らもアメリカの小学生も生き生きと暮らしていたのに、日本はどうしたのだろう?
丁度子供たち向けアンケートの国際比較を目にしたのですが、「この世に生まれて良かったか」という設問への回答に日本の子だけが極端に否定的で、いわゆる「自己肯定感」の欠如が憂慮された頃でした。
そんな話をしつつ「皆さんはこの日本で両親のもとに生まれてきて良かったと思いますか」と問うと、一斉に元気よく手が上がりました。
「ああ志明館を作った甲斐があったな」とその日一日爽やかな気分でした。
日の本に生まれし幸(さち)を知るやとぞ問へば挙(こぞ)りて高く手揚(あ)がる
(館長 山口秀範)