第38回 校長室から(校長 八尋太郎)
<言葉の躾(しつけ)>
「言葉の躾」と聞くと、少しドキッとしませんか?「愛語よく廻天(世の中が情勢が変わる)の力あり」の著者の土屋秀宇氏の言葉です。土屋氏は著書の中で
「言葉を持って人は人になった。言葉は人の人であるしるしである。言葉を育てることは心を育てること。人を育てること。教育そのものである。」
「言葉が人間の品性を決める」
「“しつけ”とは“し続けること”」
「“身”が“美しく”なって“躾”」
と書かれています。要は、美しい言葉が話せるように育て続ける、言葉の躾が重要だと書かれていると思います。
小中一貫校「志明館」の教育方針の1番目に、「自国の歴史・伝統を正しく学び、美しき母国語を語る闊達な児童たれ」としていることに通ずるものがあります。
志明館では、国語を最も重要な教科の一つとして、大切に教育しています。
先日、「ももち浜ストア」に出ていた、フルーアナウンサーの高橋巨典氏の講演を聞きましたが、その中で、「日本語には、相手への気遣い、心配り、思いやりが盛り込まれてきた。
それが鼻濁音、無声化、大和言葉などに現れている。」と言われていました。
鼻濁音、無声化はここでは説明しませんが、大和言葉の例として、(上品→奥ゆかしい)(残念→心残り)(お会いする→お目にかかる)
(手加減して→お手柔らかに)などがあります。私自身、正しい、美しい言葉を使いたいと思いました。
志明館の生徒には、美しい言葉を使ってもらいたいと思います。そのためにも、私も含めた大人が美しい言葉を使うように気をつけたいですね。