<誉めることは難しい>
近年、人を育てる秘訣は叱ることすることより、誉めることであるとよく言われます。
しかし、私は誉めることがいいといっても、難しいのはその誉め方にあると思います。誉めるべき時に誉め、叱るべき時に叱ることは本当に難しいですよね。
元京都大学総長の平澤興先生が、「教育の基本は、第一はあくまで誉めること。第二はできるまでやらせること。第三は、自分もそれを実行すること。」と言われています。
同時に、「これは人間が歩き出すときの姿です。あのときは早い遅いはあるけれど、不思議にこの子は頭が悪いなどとはいわないでしょう。
この子は肥えているからなどといって、悪口はいわない。誉めながら、です。長くかかってもできるまでやらせている。
そして親も実行していますから。」ここに教育の原点があると言われています。
誉めて、やらせて、誉めて、やらせて、親もやって見せて、できるまでやらせて、できたら誉める。
なかなか時間がかかることですが、これをやることが教育だということですね。
森信三先生の「教育は流水に文字を書くような果てないわざである。
だがそれを岸壁に刻むような真剣さで取り組まねばならぬ」ということばを思い出しました。