学校法人博多学園|小中一貫校「志明館」

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校長室から

第19回 自ら感じ、自ら考え、自ら行動する(副校長 穴井福代)
2025.05.09

第19回 自ら感じ、自ら考え、自ら行動する(校長 穴井福代)

 

 「先生、志明館小学校に入学させて、よかったです。感動しています。」と、新1年生の保護者が目に涙を浮かべながら話されました。続けて「入学して2週間ほどで、こんなに落ち着いて、自分の考えも発表していて・・2.3年生の授業ものぞいてみましたが、すばらしい。」と、お話しされました。

 こうした声を聞けること大変うれしく思います。学校の理念に賛同していただき、学校と保護者が両輪で動いていけると自信とモチベーションを上げてくれるものです。

 ところで、新年度スタートに校長から「自ら感じ、自ら考え、自ら行動する」ことについて生徒に話がありました。このことは、「自主性よりも主体性、主体的であれ」ということを言っているものだと理解しています。

自主性、主体性は並列で使われることが多いのですが、これらには違いがあります。自主性とは、ある程度決められていることを自ら率先してやる態度や性質のこと。主体性とは、自らの意志や判断に基づいて行動しようとする態度や性質。要は、やるべきことを決定するのが自分であるか、他者であるかが明確な違いであるといえます。何かを自己決定させることが重要であるということです。自己決定ができると、自己肯定感も上がり、好奇心旺盛でチャレンジ意欲が高まることにもつながっていきます。1期からでもやれるのかと不安を抱かれる方もいるかもしれませんが、志明館が大事にしている遊びや発憤つまり体験そのものです。また、各授業においても、自己決定させることを大事にした授業づくりを行っています。主体性を育むために自分で決める、選択できるような声掛けを行うこと、興味を持ったことはやらせ、失敗を責めないことなどが挙げられます。

 これからを生き抜く子供たちにとって、先行き不透明であるからこそ、より主体的に行動することが求められています。自主性も大切ですが、一歩先行く主体性を求め、かかわりを作っていけるようにしていきましょう。学校と保護者が両輪となって子供をはぐくむことで、「卒業時に、志明館小学校に入学させて良かった」と実感していただけるように教職員一同取り組んでまいりますので、どうかご協力いただけるようにお願いいたします。

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