学校法人博多学園|小中一貫校「志明館」

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校長室から

第11回 可愛い筍(館長 山口秀範)
2025.01.22

第11回 「可愛い筍」(館長 山口秀範)

子育てにおいては、とかく近視眼的に一喜一憂しがちです。「漢字がなかなか覚えられない」、「忘れ物が多く集中力がない」と今出来ていないことを悲観的にとらえてしまいます。先日の保護者会でもそんな悩みを聞きつつ、ふと「筍」と題する漢詩が思い出されました。

 

万物生成おのづから時有り 

そうりん管せずむちつくること遅きを

春風一夜頭角を生じ

玉立ぎょくりゅうしてりゅう鳳児ほうじに非ざる

 

南北朝時代に熊本県菊地の山奥で聖護寺を開いた大智禅師の作です。

「全ての物には成長の時期が定められており、竹林の地下で芽吹いた筍の伸びが遅いといって、鞭を使ってはいけない。やがて暖春の風が吹けば一夜にして地上高く頭角を現わし、龍や鳳凰のような勇姿を見せてくれるに違いない」という意味でしょう。

今を去る60年前、高校生の私は聖護寺で1週間過ごしてこの詩に出会い、目標をなかなか達成できない時、継続的に取り組んでも上達の実感がない時など、折々に励まされました。

お父さんお母さん方もあまり手を貸し過ぎずに、「可愛い筍」の成長を長い目で見守りましょう。

 

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